FoodScore Topics
FoodScore Topics

Vol.4 チョー大事な腸の話

腸は何をしているのか?

腸活という言葉が広まってきました。
今まで食べ物の消化吸収だけをしていると言われていた腸には、
100兆個以上の腸内細菌が集まり、お花畑(フローラ)のような
「腸内フローラ」をつくっています。

脳と腸が連動していることを"脳腸相関"といいますが、
それらの腸内細菌は、健康ややる気の元になる脳内物質を
作り出しており、日々の気分や生活のパフォーマンスに大きく影響している
というのが医学の常識になりつつあります。

また、アレルギー症状が出るか、頭痛になるか、風邪を引きやすいか、
ガンになるか、なども、腸内の状態により決まる場合が多いということも
わかってきています。

まさに、チョー大事な"腸"なのです。

腸の敵はなにか?

では、その腸にとって良くないものって何でしょうか?

細菌による病気や炎症の場合は、抗生物質が投与されますが、
抗生物質は悪い菌だけではなく、腸内細菌にも殺菌のように作用してしまい、
腸内細菌の状態を悪くしてしまうことが広く知られるようになりました。

そのため、勉強熱心なお医者さんは安易に抗生物質を投与しない
治療方針に変わってきています。

その抗生物質と同じく、菌を殺すという働きが似ているのが防腐剤です。

特に、コンビニのお弁当、サンドイッチ、おにぎり、お総菜パンなどには、
pH調整剤という名前で防腐剤が大量に使われていて、
普通は腐ってしまうものでも、
夏場常温で何ヶ月も腐らないものもあります。
これらは腸内への悪影響により風邪を引きやすくなったり、
うつ病や腹痛、頭痛の原因に繋がる可能性について
問題になっています。

しかし、コンビニのものが全てダメというわけではないです。
思いのほか大丈夫なのが缶詰です。
もともと腐らないものなので、防腐剤が入っていないか、
入っていたとしてもわずかです。

他にはレトルト、水、納豆や卵などのもともと腐りにくい食品にも、
添加物が少ないものや、無添加のものがあります。

FoodScoreでは、コンビニで食べても大丈夫なものも
フードリストの中で紹介しています。

主な参考資料