FoodScore Topics
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Vol.8 良い油と悪い油が人生を左右する

有名になったマーガリンの悪

良い油と悪い油の知識は、健康を大きく左右します。

マーガリンやショートニングは毒です。
WHO(世界保健機関)が全ての食品から排除することを目指している
トランス脂肪酸が含まれています。

米国疾病予防管理センター(CDC)の元局長のトム・フリーデン博士は
「トランス脂肪は不必要で有毒な化学物質である。」
といっています。

欧州では、デンマークがトランス脂肪酸の量規制を定めたのをきっかけに、
スイス・フランス・オーストリアなど5カ国以上で法規制されています。
また、米国でもFDA(食品医薬品局)が食品への添加を禁止しています。

心血管疾患で命を落とすなど、健康によくないため、
欧米では使用や表示が規制されていますが、
とても不思議なことに、日本ではそうした規制がありません。

あちこちにあるショートニング

ほとんどのお菓子には、ショートニングが入っています。
これはマーガリンと同じくトランス脂肪酸なのですが、
意識している人は少ないです。

避けるコツとしては、安いお菓子をやめて、
高いお菓子だけにしましょう。

コンビニで買わないと食べる機会も減ります。
FoodScoreでは高くて良いお菓子を紹介していますが、
貴重なお菓子として少量を食べるようになります。

サラダ油という名前にだまされない

サラダ油はコーン油、なたね油、大豆油、ひまわり油、
紅花油、綿実油など、様々な種類があります。

健康的なイメージもあるかもしれませんが、
生成過程に問題があり、体に良くありません。

何度も高温処理されるサラダ油は
アルツハイマー病の原因の一つになる
有毒物質のヒドロキシノネナールが発生します。

また、サラダ油を精製する際の副産物として、
トランス脂肪酸が生まれ、動脈硬化などによる
虚血性心疾患(心臓などの病気)のリスクが高まります。

油は脳にも影響する

油は、特に脳に強く影響します。
脳の半分以上は脂質で出来ていて、
良質な油をとると脳にも良い影響があります。

一方、炎症を起こしやすい油をとっていたり、
必要な油がとれていないと、
脳機能が低下することがわかっています。

油は太る?

油には太るイメージがあるかもしれません。

しかし、良質な油であるオメガ3には、
中性脂肪やコレステロール値を抑制、
血液をサラサラにし、体脂肪を燃やす効果があります。

ダイエットの他に、記憶力の上昇、花粉症などアレルギー症状の緩和、
抗うつ作用、動脈硬化予防、高血圧予防、脂肪肝予防、メタボ予防、
などの効果もあります。

そのような良い油は青魚、ピーナッツ、アーモンド、くるみ、カシューナッツ、
オリーブオイル、シソ油、エゴマ油などに含まれています。

また、これらが不足すると体は油を食べたくなるので、
ついつい揚げ物を食べたくなったりしますが、それは脳の勘違いです。

揚げ物の美味しさと罪

やっぱり揚げ物は体に悪いと思っている人も多いと思います。

天ぷら、とんかつなどの揚げ物は老化物質を含みます。

揚げ物に限らず酸化した食べ物=古くなったもの、加熱されたものは
体を酸化させてしまい、免疫力を下げてしまいます。
揚げ物は油も食材も高温で酸化させています。

さらに、胃腸炎、風邪、インフルエンザ、ガン、アレルギー疾患、
うつ病の原因と言われるAGEという老化物質が、
揚げ物には全てのメニューの中で、最も多く含まれます。

また、特にポテトフライはよくありません。
ポテトを加熱するとアクリルアミドという有害物質が発生します。
ファストフードのポテトフライは揚げ物の害、
トランス脂肪酸、アクリルアミドも入ってトリプルパンチです。

特に外食の揚げ物は使い回しの油を利用するため酸化の度合いが強く、
影響がさらに大きいです。

FoodScore(フードスコア)では、油の種類や使われ方について、
AIが個別に学習して健康度の判定をしていきます。

主な参考資料