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Vol.6 砂糖の甘くない話

甘い飲みものは、なぜ良くないのか?

甘いドリンクは一番太りやすい

普通の食べ物は消化するのに時間がかかるのですが、
甘いドリンクは、糖分が液状のため吸収されやすく、
飲んですぐに元気がでる、つまりすぐに血糖値があがります。

ジュースやコーラ、甘い紅茶、缶コーヒーなどには
砂糖、果糖ぶどう糖液糖、還元水飴や、
コーンシロップなどが大量に含まれていますが、
これらは急激な血糖値上昇で細胞を傷つけ、
免疫力を下げ、中性脂肪をたくさん作ってしまいます。

人工甘味料はノンカロリーだから大丈夫?

ダイエット志向により、
ノンカロリー、ゼロカロリーのドリンクや食べ物も
増えてきています。

それらは、たしかにカロリーは低く抑えられているのですが、
アスパルテーム、アセスルファムカリウム、
キシリトール、サッカリン、スクラロース、
ステビア、ソルビトール、ネオテーム、
などは、
腸内細菌に対して、糖の消化の仕組みを狂わせる
耐糖能異常を引き起こし、結果として太りやすくなり、
様々な病気にもなりやすいことがわかってきました。

砂糖とうつの意外な関係

朝起きると極端にだるいという人には、
お菓子や甘いジュースをたくさんとっている方が多いです。

砂糖をたくさんとると血糖値が上昇しますが、
糖尿病ではない人はインシュリンという物質が出て、
血糖値が下がります。
しかし、人間や動物の体は食べ過ぎには慣れていないため、
インシュリンがたくさん出ることで、血糖値が下がりすぎてしまい、
低血糖といわれる状態になります。
チョコレートを食べた直後は気分が良いものの、
2時間ぐらいするとイライラしてきて甘い物が欲しくなる現象は、
これが理由です。
また、ランチの後に急激に眠くなる人も同様の現象が起きています。

しかし、寝ている間は甘い物を食べられないですよね。
寝ている間に血糖値が下がりすぎてしまうため、
起きたときに凄くダルいということになったり、
酷い頭痛に見舞われたりします。
やる気もなく学校や会社に行くのもつらくなるため、
うつ病と診断されてしまうことも珍しくありません。

砂糖は老化や病気を連れてくる

砂糖は体内のタンパク質と結びついてAGEs(糖化最終生成物)という物質を作り、
老化を進める原因になります。

また、免疫細胞も糖化させてしまい免疫力が低下し、
ガンや風邪などにもなりやすくなるという説も増えてきました。

我々の独自調査でも新型コロナウイルス感染症の症状が出た人は、
果糖ブドウ糖液糖や人工甘味料などが
含まれた食品ばかりを摂っていることがわかっています。

しかし、それでも甘いものが食べたいという人もたくさんいます。
血糖値上昇を起こしにくい比較的安全なお菓子が上位にくるように
FoodScoreではAIがフードリストを作成しています。
本プロジェクトでは、砂糖の種類の違いによる害も、
AIがフードスコアの健康度に反映しています。

主な参考資料